YASU|PHOTO & VIDEO

栃木県宇都宮市のカメラマン、ビデオグラファー、写真撮影、映像制作


【光の言語学:哲学編 #6】CANON最高峰機と新旧レンズの哲学 — 道具で「物語の質感」を選ぶ


第6回 【プロの道具学】CANON新旧レンズに込めた哲学(最新情報反映)

最高峰機材と「欲しい雰囲気」の追求

私の「光の言語学」は、最高水準の機材と、それらを使いこなす哲学によって実現されています。フォトスタジオYASUでは、プロ仕様の最新機材を完備しています。特に、CANONのフラッグシップ機であるEOS R1をすでに導入しており [86, 89, 110, 84, Conversation]、「速さ」と「賢さ」を備えたキヤノンのミラーレスカメラの最高峰モデル が、私の哲学を技術的に完全に裏付けています。

私は、最新機材だけでなく、新旧のレンズを意図的に使い分けます。欲しい雰囲気によってレンズを使い分けるのがこだわりのひとつです。

EF vs RF:光の言語としての「階調設計」の違い

私はCANONの単焦点レンズ全域で最小絞りのレンズを揃えています。単焦点レンズは、一般に開放F値が小さいことから、大きなボケ感を出した写真が撮れるというメリットがあり、被写体の印象がより引き立ちます

特に85mm以上の焦点距離で、私は一眼レフ時代のEFレンズとミラーレス設計のRFレンズを使い分けています。この差は、レンズが持つ**「階調表現の設計思想」**に起因します。

EFレンズ: 光の濃度変化を連続的に記録するフィルムの特性を前提として設計されました。そのため、階調表現において、滑らかで深みのあるフィルム的なトーンを重視しています。EFレンズは現在販売されている一般的なレンズと比較しても十分質の高いレンズであり、逆光体制も十分にあります [会話履歴]。

RFレンズ: 画素数が増え、階調が段階的になるデジタルセンサーに最適化されています [会話履歴]。RFレンズは、よりシャープな階調を作るように設計されており、その結果、エッジがかなりシャープに描写されます [会話履歴]。特に、逆光体制においてはRFが圧倒的に強いという特徴を持ちます [78, 会話履歴]。

私が両方のレンズを使い分けるのは、**RFの持つ「デジタル的なエッジと明瞭さ」**で現代的な強さを表現するか、EFの持つ「連続的なトーンの深み」物語の質感の選択のためなのです。

道具学としての使命と哲学

新旧レンズ以外にも、1960年代〜80年代のオールドレンズも多数所有しています。個人カメラマンとしては圧倒的なレンズ量を誇ります。道具選び自体が、光の言語の一部なのです。

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【本日のまとめと次のステップ】

本日の要点: 私にとって機材は、光の言語学を具現化する重要な言語要素です。EOS R1RFレンズ圧倒的な逆光体制とシャープなデジタル階調を追求し、EFレンズフィルム時代の連続的なトーンの深みを持つ、という哲学で使い分けています。

哲学との接続: 技術の進歩品質の低下につながらないように、プロフェッショナルとして、この道具へのこだわりこそが、哲学を売り、結果品質を求める人を増やす という使命を果たすための技術的な裏付けなのです。

次回の予告: 哲学編の最終回となる次回は、この1年間連載する根底にある、**「哲学を売る」**という私の究極の使命と、モデルさんの人生を変えるという決意について、すべてを総括します。

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